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糖尿病の治療

糖尿病とは、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高い状態を認める病気です。

糖尿病には「I 型(インスリン依存型)糖尿病」と「Ⅱ型(インスリン非依存型)糖尿病」「その他の特定の機序、疾患によるもの」、「妊娠糖尿病」と大きく分けて4つのタイプがあります。
「Ⅰ型(インスリン依存型)糖尿病」は、ウイルス感染や自己免疫により膵臓が破壊されておきる糖尿病です。全体の約5%の方が、こちらのタイプの糖尿病です。
「Ⅱ型(インスリン非依存型)糖尿病」は、遺伝要因にくわえて、食べ過ぎ、運動不足、ストレスが加わって発症する糖尿病です。約90%の糖尿病がこのタイプです。
糖尿病は深刻な合併症(神経障害、網膜症、腎症、動脈硬化症など)を引き起こすことがあり、最悪の場合は、透析、足の切断、寝たきりになる危険な病気です。がんや認知症になる確率も高くなることが判っています。早めの治療・対策が必要です。

当院の治療について

一般に、食事療法、運動療法、薬物療法(内服薬7種類と注射薬2種類)が糖尿病治療の三本柱です。

当院では特に、内服薬のSGLT2阻害薬を発売当初から積極的に使用しています。また、血糖値をよく下げてくれる注射薬(GLP-1受容体作動薬)を選択することも多いです。

初診時から3回に分けて合併症を含む糖尿病の精査を行っており、患者様と相談しながら治療計画を考えていきます。

医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、医療事務がチームとなり、患者様をサポートしています。

 

持効型インスリン(トレシーバ・インスリングラルギンBS・ランタス・ランタスXR・レベミル)及び持効型インスリン+GLP-1受容体作動薬配合注射(ゾルトファイ・ソリクア)を使用中の患者様へ

 

 

当院でのセルフタイトレーションの方法です。

朝の空腹時血糖値を測定し、直近3日間の平均値で、FPGを80~110にターゲットにして2ドーズ(単位)づつ週2回患者さんが自分で、ドーズ(単位)を調整していく方法です。

この人はと疑問に思う人でも、ゆっくり丁寧に説明してあげれば、案外うまくいっています。迷ったときは外来診療時間に電話での相談対応をしています。 

まずは、上記でゆっくりドーズ(単位)アップして、消化器症状等を観察しながら、ドーズ(単位)が上がってきたら、A1cの増減、体重増加、低血糖値(70未満)又は症状の1回以上の発現、食事内容・量に注意しながらタイトレーションしていただきます。A1cが7%を切ってきたら、ドーズ(単位)を一度、固定してみます。低血糖は一度でも出たら1~2ドーズ(単位)ダウンします。空腹時血糖値の数字のみでセルフでタイトレーションを行い、インスリン量がどんどん上がってしまい体重増加をしているがA1cが下がらないのが、このセルフの最大の落とし穴です。大抵は肥満症合併の方で、その際には再度食事指導する場合もあります。ただしリブレなどを使い血糖値の見える化で糖の流れが見えると、ご本人が気付いて、食事にフィー―ドバックしてくれる場合も多いです。

 

 

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